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『映画』や『ガジェット』や『ものづくり』のことなど、気になった事をまとめていきます。

DIYでコンプレックス克服!写真写りをマシにしたい!〜プロトタイプでの実験 & 考察 &次の一手編〜

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明けまして、おめでとうございます!!
去年の6月頃にマッドマックスに関する記事をアップして以来更新できず、

t0rakeina.hatenablog.com

インターネットという名の宇宙のスペースデブリ状態だった当ブログですが、2016年はもう少し更新頻度を上げて、「ものづくり」や「映画」に関する気になったトピックについて書いていきたいですね。

新年一発目の記事は、こちらの記事の続きになります。

t0rakeina.hatenablog.com

前回までのあらすじ

迫る三十代を前にして、自分自身の成長を感じられず、焦りを感じ始めた私。「とりあえず、自分でどうにか出来そうなコンプレックスを克服しよう」という考えに至り、長年のコンプレックスであった「写真写りが悪い」という問題を解消すべく、手と頭を少しずつ動かし始めたのだった…

リサーチ編反省点まとめ

大変ありがたいことに、リサーチ編の記事を見てくれた知り合いの方々から、さまざまな感想や意見を頂くことができました。
「一人暮らしが孤独過ぎて、おかしくなったのか思った」
「どうしちゃったの?あたま大丈夫?」
など辛辣なコメントが主でしたが、中には、
「笑顔を自分で定量化するのは良いけど、あの実験方法では自撮りと変わらない」
という冷静な意見もありました!ありがとうございます…!
「よ〜し、もらったコメントを踏まえて、実験に使えるアプリを作るぞ!」と息巻いていたのですが、そんな時にお仕事が繁盛期に突入。怠惰な性格も相まって、開発や実験は一時ストップ状態に。

プロトタイプアプリ制作と実験その1

それから時は9月まで飛びます。 実は私、乙女電芸部という、「電子工作、手芸、工作などのテクニックを使った作品作りやワークショップを行うものづくりグループ」に所属しているのですが、

otomedengeibu.com

この乙女電芸部では、Maker Faire関連イベントに毎年出店しており、去年の9月に行われたYamaguchi Mini Maker Faire(YMMF)でも、作品の展示やオリジナル工作キットの販売を行いました。

YAMAGUCHI MINI MAKER FAIR 2015 | ヤマグチ・ミニ・メイカー・フェア 2015

この際「せっかくならこの"写真写りの自由研究"の事も展示しよう」と思い立ち、自分のブログの文章をリファレンスとして利用しながら、「筋電で笑顔レベルを測定し、自動的に静止画を撮影/フォルダ分けし保存する」という簡単なアプリをOpenFrameworksを使って急いで製作、乙女電芸部部長 やじまかすみ氏の協力を仰ぎ、アプリを使った実験の様子をまとめた動画をYMMFの乙女電芸部ブース内で発表しました。
その動画がこちらです。

https://youtu.be/sYyEszFSjUY


DIYでコンプレックス克服!写真写り道場

ちなみに撮影日が誕生日だったのですが、1mmも大人になれている気がしない誕生日でした…

撮影は自宅、時間は真夜中と「顔がどうこうという話をしている割には、全然ベストじゃないコンディション」のなか、「でも今撮らないとYMMFに間に合わない」という理由で撮影は強行されました。計画性の無さと、実験と撮影してくれた乙女電芸部 部長の優しさが身にしみます。
しかしこの実験がなかなか興味深い結果を叩き出しました。何が興味深いか、「制作者である私より、部長のほうが圧倒的にアプリを使いこなしている」という事です。

実験その1の考察

このアプリは、「自分の顔は見れないけど、筋電の数値は確認できるインターフェース」になっており、この数値を見ながら「それぞれの値の時の顔」を記録していくのですが、

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私の場合は、高い数値の時は顔がこわばり、逆に低い数値の時は顔が引きつっています。 一定の表情をし続けられないので、こんな感じでノイズのような真顔が記録されてしまうようです。

f:id:t0rakeina:20160106103916p:plain 辛そう…

しかし部長の場合は、高い数値の時も、低い数値の時も、どんな値の時も顔が笑顔として成立しています。さらに、それぞれのレベルの顔を、記録された写真を見ながら再現できる!つまり、数値と自分の笑顔レベルが、鏡いらずで対応付け出来ているようなのです…!

f:id:t0rakeina:20160105210725p:plain 「出来ないの?」と驚く部長。これ、実際どのくらいの人ができるものなんだろうか…

圧倒的な"何か"力の差が判明し、呆然とする私。「一体どこでこういうことを覚えたのか?」と部長に問うた所、ひとつの雑誌の名前が上がりました。それは、2015年に休刊となってしまったティーンズファッション雑誌ピチレモンです。

www.magazine-data.com

名前には覚えがありました。確かに小学生の頃、同級生が話題に出していたような記憶もあります。しかし、当時リレーの選手になれるかどうかだけを考えていた私には、雑誌というメディア自体縁遠いものでした。
部長いわく、「写真写りや自撮りは、我々が小学生当時からよく取り上げられる話題だった」とのこと。そう言われてみれば、プリクラブームはすっかり浸透済みだったし、携帯電話が普及にともなって「自撮り」という行為の認知度も上がってきた頃合いです。

これが何を意味するか。つまり、「自分がどのように写真に写るか、どうすれば良い状態で写ることができるか」ということを、考えている人は10代、早ければ年齢1桁代の時から考えているということでうす。純然たる努力した時間の差。なるほど、力の差も納得です…

"次の一手"について

自分が想像以上にスタート地点から遠い所にいた事が判明し、「どうすればよいのか…」と戸惑う私に、部長から提案がありました。

「とにかく経験とデータ(写真)が足りないんだから、自分の写真をアップするアカウントでも作ってみたら?」

なるほど、確かに「良い笑顔を作る」という訓練以前の状態の私は、「写真に写る」という経験の数をこなす必要があるでしょう。加えて、「自分が自分の写真に納得したい」ということを主なモチベーションにしていたために、撮られた写真の評価も自分一人で行っていましたが、ただでさえ肥大化した自意識と承認欲求が暴走しているような人間なので(そうでなければ、こんな自由研究を一銭も貰わずやったりしませんね…)、まずそもそも自分の顔の写真をじっくり観て評価するという行為に、多少のキツさが伴います。 自分以外の人がフラットに評価してくれる環境があれば、それは良いデータになるかもしれません。

そこで取り急ぎインスタグラムのアカウントを制作、とりあえず1日1回以上を目標に、写真(自撮り、他撮りを問わず)と撮影した時の簡単な状況説明をアップすることとしました。

こちらのアカウントです。

Instagram

やらかしてる#2016年1月2日

アカウント名:tobephotogenic

今のところ、あまり良い成果は出ていないですね…

まだ写真の数が少ないのですが、ある程度写真の数が溜まったらデータを解析、likeがつく写真の傾向などを割り出そうと考えています。つまりlikeが付かないとどうにもなりません。なんだか自ら進んで破滅の道をたどっているような気もします。もしお手すきでしたら、ご協力お願い致します。 今年こそは!このコンプレックスをどうにかするぞ〜〜!!!!